![]() 光学データ記録のためのペンタメチンシアニンアゾ錯体化合物
专利摘要:
本発明は、特定のペンタメチンシアニンアゾ錯体染料化合物に、及び光学データ記録用の光学層、好ましくは630〜670nmの波長を有するレーザーを用いた光学データ記録のための光学層中にそれらを染料として使用することに関する。 更に本発明は、上記染料を含む光学層に、及び上記ペンタメチンシアニンアゾ錯体タイプの染料を光学層中に使用する、赤色レーザーの放射線を用いて情報を記録及び再生することができるライト・オンリー・リード・メニー(WORM)タイプの光学記録媒体に関する。 公开号:JP2011506616A 申请号:JP2010506922 申请日:2008-05-07 公开日:2011-03-03 发明作者:ヴィンター・マルティン・アレクサンダー;グラシェ・ジャン−クリストフ;クレイ・セドリク 申请人:クラリアント・ファイナンス・(ビーブイアイ)・リミテッド; IPC主号:C09B69-04
专利说明:
[0001] 本発明は、特定のペンタメチンシアニンアゾ錯体染料化合物、及び光学データ記録、好ましくは630〜670nmの波長のレーザーを用いて光学データ記録するためにこれを光学層中に染料として使用することに関する。] [0002] 更に本発明は、前記染料を含む光学層、及び前記ペンタメチンシアニンアゾ錯体タイプの染料を光学層中に使用する、赤色レーザーの放射線により情報を記録及び再生することができるライト・オンリー・リード・メニー(WORM)タイプの光学記録媒体に関する。] 背景技術 [0003] 最近になって、ダイオードレーザー光学ストレージの分野において有機染料が大きな関心を引いている。市販の記録可能なコンパクトディスク(CD−R)及び記録可能なデジタルバーサタイルディスク(DVD−R)は、記録層として、フタロシアニン、ヘミシアニン、シアニン及び金属化アゾ構造に基づく多くの染料を含むことができる。これらの染料は、レーザー波長基準を有するそれぞれの分野において適している。染料媒体の他の一般的な要求は、強い吸収、高い反射、高い記録選択性、低い熱伝導性、並びに光安定性及び熱安定性、保存耐久性及び非毒性である。] [0004] 工業的な用途には、ダイオードレーザー光学ストレージの分野における有機染料は、薄いフィルムを作製するためにスピンコートプロセスに適したものでなければならない。すなわち、これらは、スピンコートプロセスに一般的に使用される有機溶剤中に十分に可溶性である必要がある。] [0005] ライト・オンリー・リード・メニー(WORM)タイプ及び消去可能なタイプの光学記録媒体は、物理的変形、光学的特性の変化、並びに相性質及び磁気的性質によって引き起こされる、記録の前と後での記録層の反射率の変化を検出することによって情報を再生する。] [0006] 680MBまでの保存容量を有する記録可能なコンパクトディスク(CD−R)は、WORMタイプの光学記録媒体の一例である。最近は、4.7GBまでの増加した情報保存容量を有するデジタルバーサタイルディスク(DVD)及び各々のDVD−Rが商業化されている。] [0007] DVD−R技術は、現在、630〜670nmの波長を有する赤色ダイオードレーザーを光源として採用している。それによって、ピットサイズ及びトラックインターバルを減少することができ、情報保存容量をCD−Rと比べて6〜8倍まで増やすことができる。] [0008] ブルーレイ(登録商標)ディスク(ブルーレイ(登録商標)ディスクは、日立製作所、LGエレクトロニクスInc.、松下電気産業株式会社、パイオニア株式会社、ローヤルフィリップスエレクトロニクス、サムソンエレクトロニクスCo.Ltd.、シャープ株式会社、ソニー株式会社、トムソンマルチメディアによって開発された規格である)が、光学データ記録技術における次のマイルストーンになろうとしている。この新しい規格では、12cm径のディスクで1記録層当たり27GBまでデータストレージが大きくなる。405nmの波長を有する青色ダイオードレーザー(例えば、GaNまたはSHGレーザーダイオードを使用する)を採用することによって、ピットサイズ及びトラックインターバルを更に小さくすることができ、この場合もまた、ストレージ容量が一桁大きくなる。] [0009] 光学データ記録媒体の構築は当技術分野において既知である。光学データ記録媒体は、一般的に、基材及び記録層、すなわち光学層を含む。通常、有機ポリマー性材料製のディスクまたはウェバーが基材として使用される。好ましい基材はポリカーボネート(PC)またはポリメチルメタクリレート(PMMA)である。基材は、高い光学品質の平坦で均一な表面を供しなければならない。この上に、光学層が、高い光学品質及び定められた厚さの薄く均一なフィルムとして堆積される。最後に、反射層、例えば銀、金または銅が光学層の上に堆積される。] [0010] 先進の光学データ記録媒体は、更なる層、例えば保護層、接着層または追加の光学層を含むことができる。] [0011] 光学層の薄く均一なフィルムを供するためには、通常、材料は、スピンコート、真空蒸発、ジェットコート、ロールコート、または浸漬法によって堆積する。工業的に好ましい方法は、約70nm〜250nm厚の光学層を形成するスピンコート法である。スピンコート法での適用のために、光学層の材料は、有機溶剤中への可溶性が高くなければならない。] [0012] 光学データ記録の分野でのこれらの使用のためには、高い耐光性、高い感度、高い読み出し安定性、塗布に使用される溶剤中での良好な溶解性、適切な温度安定性、及び適切な分解温度が、他のパラメータの中でも、要求される。] [0013] 欧州特許出願公開第1347030A号明細書(特許文献1)は、トリメチンシアニン染料及び光吸収剤としてのそれらの使用を開示している。] 先行技術 [0014] 欧州特許出願公開第1347030A号明細書] [0015] 現在の技術的要求を満たす、光学データ記録媒体の光学層用の染料化合物、特にDVD−R光学データ記録媒体用の染料化合物に対する要望があった。] [0016] 驚くべきことに、或る種のカチオン性ペンタメチンシアニン誘導体及び或る種のアニオン性アゾ金属錯体を含む化合物が、光学データ記録媒体用の光学層、特にDVD−R光学データ記録媒体用の光学層中で染料化合物として有用であることが見出された。] [0017] 以下の記載において、“ハロゲン”は、他に記載が無ければF、Cl、BrまたはI、好ましくはF、ClまたはBr、より好ましくはFまたはCl、一層より好ましくはClを表し; “ハロゲン化物イオン”は、F−、Cl−、Br−またはI−、好ましくはCl−またはI−を表し; “アルキル”は線状もしくは分枝状アルキルを表し; そして“アルコキシ”は線状もしくは分枝状アルコキシを表し; アルキル及びシクロアルキルは、置換されていないか、ハロゲンによって部分的にまたは完全に置換されているが、但し、他に記載が無い場合に限られる。] [0018] 本発明の対象は次式(I)の化合物である。] [0019] ] [0020] 式中、Cat+は、次式(II)の化合物であり;] [0021] ] [0022] An−は次式(III)の化合物であり;] [0023] ] [0024] Mは、三価の金属原子、好ましくは化学元素周期律表の第3族、第4族、第 5族、第6族、第7族、第8族、第9族、第10族、第11族 及び第12族から選択される三価の金属原子を表し; R9は、n−ブチル、アリルまたはプロパルギルであり; R1はC1−10アルキルを表し; R10、R11、R12及びR13は、同一かもしくは異なり、互いに独立して、H、CN、CF3、ハロゲン、NO2、OH、SH、SO2−NR21R22、CO−R20、SO2R20、CO−NR21R22、 C1−10アルキル、C3−10シクロアルキル、 ・前記C1−10アルキル及びC3−10シクロアルキルは、互いに独立して、置換されていないか、または1〜4つの同一かもしくは異なる置換基によって置換されており、これらの置換基は、互いに独立して、C1−10アルキル、ハロゲン、OH、CN、CF3、C6−12アリール及びNR21R22からなる群から選択される; C6−C12アリール、O−C6−12アリール、S−C6−12アリール、 ・前記C6−12アリール及びO−C6−12アリール及びS−C6−12アリールは、置換されていないか、または1〜4つの同一かもしくは異なる置換基によって置換されており、これらの置換基は、互いに独立して、C1−10アルキル、C3−10シクロアルキル、OH、NO2、CN、ハロゲン、CF3、C6−12アリール、O−C1−10アルキル、S−C1−10アルキル及びNR21R22からなる群から選択される; O−C1−10アルキル、S−C1−10アルキル、O−C3−10シクロアルキル、S−C3−10シクロアルキル、NHCOR20及びNR21R22 からなる群から選択され、 但し、R9がn−ブチルの場合には、R10は−NHCOCH3であり; R21及びR22残基は、同一かもしくは異なり、そして互いに独立して、H、C1−10アルキル、C6−12アリール及びC1−12アルキル−NR23R24からなる群から選択され; R23及びR24残基は、同一かもしくは異なり、そして互いに独立して、H、C1−10アルキル及びC6−12アリールからなる群から選択され; R20残基は、同一かもしくは異なり、そして互いに独立して、OH、C1−6アルキル、C6−10アリール及びO−C1−6アルキルからなる群から選択される。] [0025] 好ましくは、 Mは、Co、Cr、Fe及びAlからなる群から選択され; R9は、n−ブチル、アリルまたはプロパルギルであり; R1はC1−4アルキルを表し; R10はHまたは−NHCOCH3を表し; 但し、R9がn−ブチルの場合には、R10は−NHCOCH3であり; R11は、HまたはNO2であり; R12は、NO2であり; R13は、Hである。] [0026] より好ましくは、 Mは、Co、Fe及びAlからなる群、より好ましくはCoから選択され; R9は、n−ブチル、アリルまたはプロパルギルであり; R1は、n−ブチルを表し; R10は、Hまたは−NHCOCH3であり; 但し、R9がn−ブチルの場合には、R10は−NHCOCH3であり; R12は、NO2であり; R11及びR13は、Hである。] [0027] 特に、 Cat+は、式(I)の化合物であり;] [0028] ] [0029] そして An−は、式(10)、(11)または(12)の化合物である。] [0030] ] [0031] ] [0032] ] [0033] より具体的には、式(I)の化合物は、式(10_1)、(11_2)及び(12_1)の化合物からなる群から選択される。] [0034] ] [0035] ] [0036] ] [0037] 組成物C 本発明の更なる対象は、成分Aと成分Bとを含む組成物Cであって、 成分Aは、上記の全ての好ましい態様も含めて上で定義した式(I)の化合物であり、そして 成分Bは、式(10_20)の化合物であり、ここで式(10)の化合物は上に定義した通りである。] [0038] ] [0039] 成分Aは、少なくとも一種、好ましくは1、2または3種、より好ましくは1または2種の式(I)の化合物を含む。] [0040] 好ましくは、成分Aは、式(10_1)、(11_1)及び(12_1)の化合物からなる群から選択される。] [0041] より好ましくは、成分Aは、式(11_1)の化合物または式(12_1)の化合物であるか、あるいは成分Aは、式(11_1)の化合物と式(12_1)の化合物とからなる。] [0042] 好ましくは、組成物C中での成分Aの重量と成分Bの重量との比率は、1:99と99:1との間、より好ましくは10:90と90:10との間、より更に好ましくは20:80と80:20との間、特に50:50と80:20との間である。] [0043] 好ましくは、組成物Cは、組成物C全体の重量を基準にして、成分Aと成分Bを合計量として、好ましくは、10〜100量%、より好ましくは25〜100重量%、更により好ましくは50〜100重量%、就中75〜100 重量%、特に90〜100重量%の割合で含む。] [0044] 好ましくは、組成物C中に存在する更に別の成分は、以下にセクション“(d)光学層”のところで述べる“更なる慣用の成分”である。] [0045] 本発明の更に別の対象は、光学層、好ましくは光学データ記録用の光学層での、上記の全ての式(I)の好ましい態様も含めて式(I)の化合物または上記の全ての組成物Cの好ましい態様も含めて組成物Cの使用、より好ましくは光学データ記録用の光学層中での染料としての式(I)の化合物または組成物Cの使用である。] [0046] 本発明の更に別の対象は、DVD−R光学データ記録媒体中の染料化合物としての上記の全ての式(I)の好ましい態様も含めて式1の化合物の使用、または上記の全ての組成物Cの好ましい態様も含めて組成物Cの使用である。] [0047] 本発明の更に別の対象は、レーザー放射、好ましくは630〜670nm、より好ましくは650nm辺りの波長の赤色レーザーを用いて情報を記録、再生することができる、少なくとも一種の式(I)の化合物を含む光学層を含むライト・オンリー・リード・メニー(WORM)タイプの光学データ記録媒体中での、上記の全ての式(I)の好ましい態様も含めて式(I)の化合物の使用または上記の全ての組成物Cの好ましい態様も含めて組成物Cの使用である。] [0048] 組成物Cの製造 本発明の更に別の対象は、組成物Cの製造のための式(10_20)の化合物の使用である。] [0049] 本発明の更に別の対象は、組成物Cの製造のための、全ての好ましい態様も含めて上記で定義した式(I)の化合物の使用である。] [0050] 本発明の更に別の対象は、(個々の)成分(A)及び(B)を物理的に混合することによって、成分(A)及び(B)を含む組成物(C)を製造する方法である。] [0051] 組成物(C)は、(個々の)成分(A)及び(B)を、好ましくはブレンドもしくは混合することによって物理的に組み合わせることにより製造され、このブレンドもしくは混合は、好ましくは、各成分の固体状態、溶融した状態または溶解した状態で行われ、好ましくは、ブレンドもしくは混合は、乾式ブレンドによってまたは各成分のスラリーもしくは溶液の混合によって行われるか、あるいは混合は、上記の手段のいずれかの組み合わせによって行われる。] [0052] 乾式ブレンドの場合は、成分(A)を、ミル、シェーカーまたは成分(A)と(B)との均質な混合物を与える任意の他の機械的デバイス中で、成分(B)と物理的に混合する。] [0053] 湿式混合とも称されるスラリーブレンドの場合は、成分(A)と成分(B)とを溶剤中で物理的に混合する。溶剤は、好ましくは少なくとも一種の有機溶剤、水、または少なくとも一種の有機溶剤と水との混合物である。] [0054] 成分をそれらの溶液の形でブレンドする場合には、各成分を、個別にまたはこれらの成分の予混合物の形で、溶剤中に溶解する、 より好ましくは、溶剤は、アルコール、塩素化溶剤及びケトンからなる群、更により好ましくはメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、テトラフルオロプロパノール、ジクロロメタン、クロロホルム、アセトン、メチルエチルケトン、及びメチルtert−ブチルケトンからなる群から選択される。] [0055] スラリーまたは溶液から乾燥ブレンドを得るためには、溶剤を、従来技術において既知の慣用の方法、好ましくは濾過または蒸留によって除去し、そして得られたプレスケーキを乾燥する。] [0056] 式(I)及び(10_20)の化合物の製造 本発明の更に別の対象は、 次式(III_6)] [0057] ] [0058] [式中、式(III)の化合物には、上記の全ての式(III)の好ましい特徴も含まれる] で表される化合物と、次式(II_salts)] [0059] ] [0060] [式中、式(II)の化合物には、上記の全ての式(III)の好ましい特徴も含まれ、 アニオン(II)は、ハロゲン化物イオン、好ましくは塩化物イオン、臭化物イオン及びヨウ化物イオンからなる群から選択され、更により好ましくはヨウ化物イオンである] で表される化合物との間のメタセシス反応によって、上記の全ての式(I)の好ましい態様も含めて式(I)の化合物、特に式(10_1)、(11_1)または(12_1)の化合物の製造方法である。] [0061] 好ましくは、式(II_salts)の化合物は次式(1_I)の化合物である。] [0062] ] [0063] 本発明の意味においてのメタセシス反応とは、異なる塩の間でのイオンの交換を意味する。] [0064] メタセシス反応は、好ましくは、式(III_6)の各々の化合物を式(II_salts)の各々の化合物と混合することによって行われる。] [0065] メタセシス反応は、懸濁状態でまたは溶液状態で行うことができ、好ましくはこれは懸濁状態で行われる。] [0066] メタセシス反応に使用できる溶剤は、水、溶剤及びこれらの混合物である。溶剤は、好ましくは、C1−8アルコール、ニトリル、好ましくはアセトニトリル、アセトン、芳香族溶剤、例えばトルエンもしくはクロロベンゼン、DMF、DMSO、NMPからなる群から選択される。] [0067] より好ましい溶剤は、C1−8アルコール及びニトリル、特にエタノール及びアセトニトリルである。] [0068] メタセシス反応は、一般的には20℃〜200℃の温度、好ましくは50℃〜170℃の温度、特に好ましくは60℃〜150℃の温度で行われ、更に特に好ましくは、メタセシス反応は、大気圧下に還流温度で行われる。] [0069] メタセシス反応は、好ましくは、大気圧下に行われる。] [0070] 特に、メタセシス反応は、大気圧下に、使用した溶剤系の還流温度において還流下に行われる。] [0071] 好ましくは、メタセシス反応の反応時間は、好ましくは30分間〜30時間、より好ましくは1時間〜24時間である。] [0072] 好ましくは、式(I)の化合物は、標準的な方法に従い単離され、通常、これらは析出物を形成し、これを好ましくは濾過して単離しそして乾燥する。] [0073] 式(I)の化合物を製造する場合には、式(III_6)の化合物と式(II_salts)の化合物とのモル比にも依存して、式(III_6)の化合物のカチオンは、式(II_salts)の化合物のカチオンと完全には交換されないこともでき、この場合、式(III_6)の化合物、式(I)の化合物、場合によっては及び式(II_salts)の化合物を含む混合物が生ずる結果となる。] [0074] 好ましくは、表(AA)に記載の式(10_6)、(11_6)または(12_6)の化合物がメタセシス反応に使用された。] [0075] ] [0076] 本発明の更に別の対象は、式(I)の化合物を製造するための、上記の全ての好ましい態様も含めて式(III_6)の化合物の使用、特に式(10_6)、(11_6)または(12_6)の化合物の使用である。] [0077] 本発明の更に別の対象は、上記の全ての好ましい態様も含めて式(II_salts)の化合物、特に式(1_I)の化合物である。] [0078] 本発明の更に別の対象は、式(I)の化合物を製造するための、上記の全ての好ましい態様も含めて式(II_salts)の化合物の使用、特に式(1_I)の化合物の使用である。] [0079] 式(10_20)の化合物は、式(I)の化合物の製造法に類似して、各々の前駆体、すなわち式(20_salts)の化合物を式(II_salts)の化合物の代わりに、及び式(10_6)の化合物を使用することによって、製造することができる。] [0080] ] [0081] 式中、アニオン(II)は上に定義した通りである。] [0082] An−の製造 上記の式(III_6)の全ての好ましい態様も含めて式(III_6)の化合物、特に表(AA)で定義した式(10_6)、(11_6)または(12_6)の化合物は、トリエチルアミンの存在下に、各々の金属塩を式(d)の各々の化合物と錯化反応することによって製造される。] [0083] ] [0084] 式中、R9、R10、R11、R12及びR13は、上述したそれらの全ての好ましい態様も含めて、式(III)で定義した通りである。] [0085] 特に、式(10_6)、(11_6)または(12_6)の化合物は、トリエチルアミンの存在下にプロトン化によって式(6)の化合物をその場で(in situ)で生成させて、各々の金属塩と、式(d1)、(d2)または(d3)の各々の化合物(アゾ配位子とも称する)とを錯化反応することによって製造される。] [0086] ] [0087] ] [0088] ] [0089] 錯化反応は、好ましくは、アゾ配位子と金属塩との間で必要な化学理論比を用いて行われ、これらの反応体の各々は、互いに対して過剰に使用することができ、好ましくは、金属塩1当量と、一種もしくは二種、好ましくは一種のアゾ配位子の合計量を2当量使用する。] [0090] 好ましくは、錯化反応は、金属塩1当量の溶液と、各々のアゾ配位子2当量の沸騰溶液を用いて行われる。] [0091] 好ましくは、錯化反応は、三価の金属塩、より好ましくはCo、FeまたはAlを用いて行われる。他の好ましい態様では、錯化反応は、有酸素条件(aerobic conditions)下に、二価の金属塩、より好ましくはCoまたはFeを用いて行われる。より好ましくは、特に式(10_6)、(11_6)または(12_6)の化合物の場合には、金属塩の金属は、二価の金属から誘導され、そして錯化反応は、有酸素条件下に、配位子の合計量1当量につき、好ましくは1〜4当量、より好ましくは2.5〜4当量、更により好ましくは2.9〜3.2当量、特に3当量のトリエチルアミンの存在下に行われる。] [0092] 有酸素条件は、二価の金属原子が錯化反応の間に三価の金属に転化されること、及び三価の金属原子が、錯体中の四座配位に組み込まれて、最終の錯体にアニオン性の電荷を生じさせることを保証する。] [0093] アゾ配位子を金属塩に加えてもよいし、その逆でもよい。] [0094] 好ましくは、式(6)の化合物は錯化反応中に生成され、より好ましくは式(6)の化合物は、二価の金属から誘導される金属塩を錯化反応において有酸素条件下にトリエチルアミンの存在下に使用した特に生成され、前記金属塩は、特に好ましくはCoSO4*7H2OまたはFeSO4*7H2Oである。] [0095] この錯化反応は懸濁状態でもしくは溶液状態で、好ましくは溶液状態で行われる。] [0096] 錯化反応で好ましく使用される溶剤は、水、非水性溶剤またはこれらの混合物である。非水性溶剤は、好ましくは、C1−8アルコール、ニトリル、好ましくはアセトニトリル、ケトン、好ましくはアセトン、芳香族溶剤、好ましくはトルエンもしくはクロロベンゼン、及び双極性非プロトン性溶剤、好ましくはDMF、DMSO、NMP、ピリジン及びこれらの混合物からなる群から選択される。] [0097] より好ましい溶剤は、C1−8アルコール、特にエタノール、アセトニトリル及びピリジンである。] [0098] 前記錯化反応に使用される溶剤は、メタセシス反応に使用する溶剤とは異なることができる。] [0099] アゾ配位子またはそれらの前駆体の合成の早い段階に既に金属塩を加えることも可能であり、好ましくはアゾカップリング反応の前、最中または後に、より好ましくはアゾカップリング反応の後に、生じたアゾ配位子の懸濁液もしくは溶液に加える。] [0100] 前記錯化反応及びメタセシス反応は、二つの工程で別々に、または一つの工程で一緒に行うことができる。] [0101] 更により好ましくは、式(III_6)の化合物は合成後に単離され、そしてメタセシス反応は別個の工程で行われる。] [0102] 錯化反応は、好ましくは0℃〜200℃、より好ましくは5℃〜170℃、更により好ましくは20℃〜150℃、特に60℃〜150℃の温度で行われる。] [0103] 錯化反応は、好ましくは大気圧下に行われる。] [0104] 特に、錯化反応は、大気圧下に、使用した溶剤系の還流温度で還流下に行われる。] [0105] 好ましくは、上記錯化反応の反応時間は、好ましくは30分間〜30時間、より好ましくは1時間〜24時間である。] [0106] 好ましくは、式(III_6)の化合物は標準的な方法に従い単離され、通常は、式(III_6)の化合物は析出物を形成し、この析出物を、好ましくは濾過によって単離し、次いで好ましくは乾燥する。] [0107] 金属塩は、二価または三価の金属から誘導され、この際、金属は、Co、Al、Fe及びCrからなる群から選択される。これらの金属の塩は、好ましくは硫酸塩、ハロゲン化物(好ましくはフッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、より好ましくは塩化物及び臭化物、特に塩化物)、及び有機酸の塩、好ましくは酢酸塩、及びこれらの各々の水和物である。] [0108] 二価の金属の場合には、金属をその三価の形に転化する必要がある。好ましくは、これは、有酸素条件下にトリエチルアミンの存在下に錯化反応中に行われる。] [0109] 好ましい金属塩は、Co、Fe及びAlから誘導される。より好ましい金属塩は、例えば、ハロゲン化コバルト、ハロゲン化鉄またはハロゲン化アルミニウム、より好ましくは塩化物、硫酸コバルト、硫酸鉄または硫酸アルミニウム;酢酸コバルトまたは酢酸アルミニウム、及びこれらの各々の水和物、特に好ましくはAlCl3、Al2(SO4)3、Al2(SO4)3*18 H2O、CoSO4*7 H2O及びFeSO4*7H2O、FeCl3*H2O、FeCl3*6H2O、Co(アセチルアセトネート)3、Fe(アセチルアセトネート)3、Fe2(SO4)3*xH2Oまたは有機酸の鉄塩、好ましくはギ酸塩、グルコン酸塩、クエン酸塩及びシュウ酸塩である。] [0110] より好ましくは、錯化反応は、有酸素条件下に二価の金属から誘導される金属塩を用いて、好ましくはトリエチルアミンの存在下に行われ、ここでこの金属塩は、好ましくは、CoSO4*7H2OまたはFeSO4*7H2Oである。] [0111] 式(d)の化合物、特に式(d1)、(d2)及び(d3)の化合物は、好ましくは、式(c)の各々の化合物、特に式(c1)、(c2)及び(c3)の化合物(カップリング剤とも称される)と、式(b)の各々の化合物(ジアゾ成分とも称される)とのアゾカップリング反応によって製造され、ここで式(b)の化合物は、好ましくは、式(a)の各々の化合物(アミン化合物とも称される)のジアゾ化反応によって製造される。] [0112] ] [0113] 式中、R9、R10、R11、R12及びR13は、それらの全ての好ましい態様も含めて上記と同じ意味を有する。] [0114] ] [0115] ジアゾ成分は、対イオンとして好ましくは塩化物イオンCl−を有する。なぜならば、アミン化合物のジアゾ化反応は水性塩化水素酸中で行われるからである。] [0116] 前記アミン化合物は既知の物質であり、既知の方法に従いまたは類似して製造することができる。] [0117] 二種以上のアミン成分及び/または二種以上のカップリング剤を使用して、アゾ配位子の各々の混合物とすることができる。] [0118] アゾカップリング反応は、好ましくは懸濁状態でもしくは溶液状態で行われる。] [0119] アゾカップリング反応は、好ましくは水、非水性溶剤及びこれらの混合物中で行われる。非水性溶剤は、好ましくは、アルコール、より好ましくはメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、双極性非プロトン性溶剤、好ましくはジメチルホルムアミド(DMF)、DMSO、ジメチルアセトアミドまたはN−メチル−ピロリジノン(NMP)及びピリジン、及び水不混和性溶剤、好ましくはトルエンもしくはクロロベンゼンからなる群から選択される。より好ましくは、アゾカップリング反応は水中で行われる。] [0120] アゾカップリング反応は、好ましくは、カップリング成分とジアゾ成分との間で化学理論比を用いて行われる。] [0121] アゾカップリング反応は、一般的に−30℃〜100℃の温度で行われ、好ましくは、−10℃〜30℃の温度、特に好ましくは−5℃〜30℃の温度である。] [0122] アゾカップリング反応は、酸性媒体中でもアルカリ性媒体中でも行うことができる。好ましくは<10のpH、特に好ましくは3〜9のpHである。] [0123] 好ましくは、アゾカップリング反応の反応時間は、好ましくは30分間〜30時間、より好ましくは1時間〜24時間である。] [0124] 好ましくは、アゾカップリング反応は大気圧下に行われる。] [0125] 好ましくは、アゾ配位子は標準的な方法に従い単離され、析出物の場合には好ましくは濾過し、その後、好ましくは洗浄及び乾燥する。] [0126] 本発明の更に別の対象は、中間アミド、すなわち式(c_amide)の化合物と、式(c_aaester)の化合物とを、好ましくは塩基性条件下に、縮合反応することによって、式(c)の化合物、すなわちカップリング剤を製造する方法である。本発明の更に別の対象は、各々のアミン化合物、すなわち式(c_amine)の化合物を、シアノ酢酸エチルエステル、すなわち式(c_cyanoaaester)の化合物と縮合反応することによって、中間アミド、すなわち式(c_amide)の化合物を製造する方法である。] [0127] ] [0128] 式中、R9は、それの全ての好ましい態様も含めて上記と同じ意味を有する。] [0129] 式(c_amine)の化合物は既知の物質であり、既知の方法に従いまたは類似して製造することができる。] [0130] 中間アミド、すなわち式(c_amide)の化合物は、析出後にまたは蒸留によって単離することができるが、好ましくは、これは単離せずに、そして中間アミドの単離をせずに二つの工程を行う。] [0131] それぞれ式(c)の化合物または(c_amide)の化合物を与える各縮合反応は、好ましくは非水性溶剤またはこれらの混合物中で行われる。非水性溶剤は、好ましくは、アルコール、より好ましくはメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、更に双極性非プロトン性溶剤、好ましくはジメチルホルムアミド(DMF)、DMSO、ジメチルアセトアミドまたはN−メチル−ピロリジノン(NMP)及びピリジン、及び更には水不混和性溶剤、好ましくはトルエン、クロロベンゼン、ヘキサン、シクロヘキサンまたはヘプタンからなる群から選択される。より好ましくは、縮合反応はトルエンまたはエタノール中で行われる。] [0132] 各縮合反応は、好ましくは、それぞれ、式(c_aaester)の化合物と式(c_amine)の化合物の間で化学理論比を用いて、及び式(c_amine)の化合物と式(c_cyanoaaester)の化合物との間で化学理論比を用いて行われる。] [0133] 各縮合反応は、好ましくは0℃〜200℃、より好ましくは10℃〜180℃、更により好ましくは25℃〜150℃の温度で行われる。] [0134] 好ましくは、縮合反応中に生じた水及び/またはエタノールは、反応中に留去する。] [0135] 各々の縮合反応の反応時間は、好ましくは30分間〜30時間、より好ましくは1時間〜24時間である。] [0136] 好ましくは、各縮合反応は大気圧下に行われる。] [0137] 式(c)の化合物、すなわちカップリング剤の製造のための縮合反応は、好ましくは、触媒としての有機もしくは無機塩基、好ましくはアルカリ性水酸化物、好ましくはNaOH及びKOH、更に有機芳香族アミン、好ましくはピリジン、更に有機アルキルアミン、好ましくはトリエチルアミン、ピペリジン及びルチジン、更にナトリウムアルコキシレートもしくはカリウムアルコキシレート、好ましくはナトリウムメトキシドもしくはナトリウムエトキシド、及び更に塩基性イオン交換樹脂からなる群から選択される有機もしくは無機塩基の存在下に行われる。] [0138] 好ましくは、カップリング剤は、標準的な方法に従い単離され、析出物の場合には、好ましくは濾過し、次いで好ましくは洗浄及び乾燥することによって単離し、溶液の場合には、好ましくは溶液を析出するまで、好ましくは蒸留することによって濃縮する。] [0139] Cat+の製造 本発明の更に別の対象は、式(IIc_salt)の化合物と式(IId)の化合物との縮合反応によって、式(II_salts)の化合物、特に式(1_I)の化合物の製造法であり、ここでR1は、それの全ての好ましい態様も含めて上記の意味を有し、そしてアニオン(II)は、それの全ての好ましい態様も含めて上に定義した通りであり、より好ましくはアニオン(II)は塩化物イオンまたはヨウ化物イオンであり、更により好ましくは式(IIc_salt)の化合物の場合には、アニオン(II)はヨウ化物イオン、式(IId)の化合物の場合にはアニオン(II)は塩化物イオンである。] [0140] ] [0141] 縮合反応は、非水性溶剤及びこれらの混合物中で行われる。非水性溶剤は、好ましくは、酢酸または無水酢酸からなる群から選択され; より好ましくは無水酢酸が使用される。式(IId)の商業的に入手可能な化合物のHClを中和するためには、酢酸ナトリウム1当量も加えられる。] [0142] 縮合反応は、好ましくは0℃〜200℃、より好ましくは20℃〜150℃、更により好ましくは30℃〜120℃の温度で行われる。] [0143] 好ましくは、縮合反応は、大気圧下に、使用した溶剤系の還流温度下に還流下に行われる。] [0144] 縮合反応時間は好ましくは10分間〜1週間である。] [0145] 好ましくは、式(II_salt)の化合物は標準的な方法に従い単離され、析出物の場合には、好ましくは濾過し、その後好ましくは乾燥することによって単離される。] [0146] 本発明の更に別の対象は、式(II_salts)の化合物の製造のための、式(IIc_salt)の化合物の使用である。] [0147] 本発明の更に別の対象は、式(II_salts)の化合物の製造のための、式(IId)の化合物の使用である。] [0148] 式(IIc_salt)の化合物は、好ましくは、式(IIb)の商業的に入手可能な化合物を、アルキル化剤としての式(IIa)の各々の化合物とアルキル化反応することによって製造され、ここで、アニオン(II_cov)は、ハロゲン、好ましくはCl、Br及びIからなる群から、更により好ましくはIから選択され; ここでR1は、それの全ての好ましい態様も含めて上記と同じ意味を有する。] [0149] ] [0150] アルキル化反応は、非水性溶剤及びこれらの混合物中で行われる。非水性溶剤は、好ましくは、芳香族溶剤、アルコール、ケトンまたはアセトニトリルからなる群から選択され; より好ましくはケトンまたは置換されたベンゼンから選択され、更により好ましくはエチルメチルケトンが使用される。] [0151] アルキル化反応は、好ましくは、過剰のアルキル化剤を用いて行われ、より好ましくは式(IIb)の化合物に対するアルキル化剤のモル比は5〜1である。] [0152] アルキル化反応は、好ましくは0℃〜200℃、より好ましくは20℃〜100℃、更により好ましくは30℃〜90℃の温度で行われる。] [0153] 好ましくは、アルキル化反応は、使用した溶剤系の還流温度及び大気圧下に還流下に行われる。] [0154] アルキル化反応時間は、好ましくは10分間〜1週間である。] [0155] 好ましくは、式(IIc_salt)の化合物は標準的な方法に従い単離され、析出物の場合には好ましくは濾過し、その後好ましくは乾燥する。] [0156] 本発明の更に別の対象は、式(II_salts)の化合物[ここで式(II)の化合物は式(1)の化合物であり、そしてアニオン(II)は、ハロゲン化物イオン、好ましくは塩化物イオン、臭化物イオン及びヨウ化物イオンからなる群から、更により好ましくはヨウ化物イオンから選択される]、特に式(1_I)の化合物である。 式(20_salts)の化合物の製造 式(20_salts)、特に次式(20_I)] [0157] ] [0158] の化合物は、式(20d)の化合物をアルキル化剤として作用する式(20_alk)の化合物とアルキル化反応することによって製造され、ここでアニオン(II_cov)は、ハロゲン、好ましくはCl、Br及びIからなる群から、 更により好ましくはIから選択される。] [0159] ] [0160] 好ましくは、アルキル化反応は、懸濁状態でまたは溶液状態で、更により好ましくは溶液状態で行われる。] [0161] アルキル化反応は、好ましくは、非水性溶剤及びこれらの混合物中で行われる。非水性溶剤は、好ましくは芳香族溶剤、アルコール、ケトンまたはアセトニトリルからなる群から選択され; より好ましくはケトンまたは置換されたベンゼンから選択され、更により好ましくはエチルメチルケトンまたはクロロベンゼンが使用される。] [0162] アルキル化反応は、好ましくは過剰のアルキル化剤を用いて行われ、より好ましくは式(20d)の化合物に対するアルキル化剤のモル比は5〜1である。] [0163] アルキル化反応は、好ましくは0℃〜200℃、より好ましくは20℃〜100℃、更により好ましくは30℃〜90℃の温度で行われる。] [0164] アルキル化反応時間は、好ましくは10分間〜1週間である。] [0165] アルキル化反応は、好ましくは大気圧下に行われる。] [0166] 好ましくは、アルキル化反応は、還流下及び大気圧下に行われる。] [0167] 好ましくは、式(20_salts)の化合物は標準的な方法に従い単離され、析出物の場合には好ましくは濾過し、その後好ましくは乾燥する。] [0168] 式(20d)の化合物は、式(20a)の化合物(カップリング剤とも称される)を、式(20b)の化合物(ジアゾ成分とも称される)とをアゾカップリング反応することによって製造され、ここで式(20b)の化合物は、好ましくは、式(20c)の化合物(アミン化合物とも称される)のジアゾ化反応によって製造される。] [0169] ] [0170] ジアゾ成分は、好ましくは対イオンとして塩化物イオンCl−を有する。なぜならば、アミン化合物のジアゾ化反応は好ましくは水性塩化水素酸中で行われるからである。] [0171] 前記アミン化合物及びカップリング剤は既知であり、商業的に入手できる物質である。] [0172] アゾカップリング反応は、好ましくは懸濁状態でもしくは溶液状態で行われる。] [0173] アゾカップリング反応は、好ましくは、水、非水性溶剤及びこれらの混合物中で行われる。非水性溶剤は、好ましくはアルコール、より好ましくはメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、双極性非プロトン性溶剤、好ましくはジメチルホルムアミド(DMF)、DMSO、ジメチルアセトアミドもしくはN−メチル−ピロリジノン(NMP)及びピリジン、及び水不混和性溶剤、好ましくはトルエンもしくはクロロベンゼンからなる群から選択される。より好ましくは、アゾカップリング反応は、水、メタノールまたはこれらの混合物中で行われる。] [0174] アゾカップリング反応は、好ましくは、カップリング成分とジアゾ成分との間で化学理論比を用いて行われる。] [0175] アゾカップリング反応は、一般的に、−30℃〜100℃の温度で行われ、好ましくは−10℃〜30℃の温度、特に好ましくは−5℃〜30℃の温度である。] [0176] 好ましくは、アゾカップリング反応の反応時間は、好ましくは30分間〜30時間、より好ましくは1時間〜24時間である。] [0177] 好ましくは、アゾカップリング反応は大気圧下に行われる。] [0178] アゾカップリング反応は、酸性媒体中でもアルカリ性媒体中でも行うことができる。好ましくは<10のpH、特に好ましくは3〜9のpHである。] [0179] 好ましくは、アゾ配位子は標準的な方法で単離され、析出物の場合には好ましくは濾過し、その後好ましくは乾燥する。] [0180] 本発明の更に別の対象は、式(I)の化合物の製造のための、上に定義した全ての好ましい態様も含めて式(II_salts)の化合物の使用である。] [0181] 光学層及び光学データ記録媒体 本発明の更に別の対象は、上記の全ての態様での式(I)の化合物も含めて、少なくとも一種の式(I)の化合物、特に式(10_1)、(11_1)または(12_1)の少なくとも一種の化合物を含む光学層、好ましくは光学データ記録のための光学層、好ましくは上記の全ての態様の組成物Cも含めて組成物Cを含む光学層、好ましくは光学データ記録のための光学層; 及び光学データ記録媒体のための上記光学層の使用である。本発明による光学層は、好ましくは少なくとも一種、好ましくは二種または三種、より好ましくは三種の式(I)の化合物を含む。それ故、本発明の更に別の対象は、少なくとも一種の式(I)の化合物、好ましくは組成物Cを含む、光学層を含む光学データ記録媒体である。] [0182] 好ましくは、本発明の対象は、少なくとも一種の式(I)の化合物、好ましくは組成物Cを含む光学層を含む、DVD−R光学データ記録媒体である。] [0183] 好ましくは、本発明の対象は、少なくとも一種の式(I)の化合物、好ましくは組成物Cを含む光学層を含む、レーザー放射線、好ましくは630nm〜670nmの波長の赤色レーザー、より好ましくは650nmあたりの赤色レーザーの放射線を用いて情報を記録及び再生することができるライト・オンリー・リード・メニー(WORM)タイプの光学データ記録媒体である。] [0184] 更に本発明は、次の段階、すなわち (a)基材を用意する段階、 (b)少なくとも一種の式(I)の化合物、特に少なくとも一種の式(10_1)、(11_1)、または(12_1)の化合物、好ましくは組成物Cを有機溶剤中に溶解して溶液を調製する段階、 (c) 溶液(b)を基材(a)上にコーティングする段階、 (d)溶剤を蒸発して光学層を形成する段階、 を含む、光学層を製造する方法にも関する。] [0185] (a)基材 層の支持材として機能する基材は、有利には半透明(透過率T>10%)または好ましくは透明(透過率T>90%)である。支持材は、0.01〜10 mm、好ましくは0.1〜5mmの厚さを有することができる。] [0186] 適当な基材は、例えば、ガラス、鉱物、セラミックまたは熱硬化性もしくは熱可塑性プラスチックである。好ましい支持材は、ガラス及びホモポリマー性もしくはコポリマー性プラスチックである。適当なプラスチックは、例えば、熱可塑性ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリレート及びポリメタクリレート、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリビニルクロライド、ポリビニリデンフルオライド、ポリイミド、熱硬化性ポリエステル及びエポキシ樹脂である。最も好ましい基材は、ポリカーボネート(PC)またはポリメチルメタクリレート(PMMA)である。] [0187] 基材は純粋な形で使用できるか、または慣用の添加剤、例えば光学層の光安定剤としてのUV吸収剤を含むこともできる。] [0188] 基材は、有利には、350〜500nmの範囲のうち少なくとも一部で透明であり、そうして書き込み及び読み出し波長の入射光の少なくとも90%を透過することができる。] [0189] (b)有機溶剤 有機溶剤は、C1−8アルコール、ハロゲン置換C1−8アルコール、C1−8ケトン、C1−8エーテル、ハロゲン置換C1−4アルカン、ニトリル、好ましくはアセトニトリル、及びアミド、及びこれらの混合物からなる群から選択される。] [0190] 好ましいC1−8アルコールまたはハロゲン置換C1−8アルコールは、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ジアセトンアルコール(DAA)、2,2,3,3−テトラフルオロプロパン−1−オール、トリクロロエタノール、2−クロロエタノール、オクタフルオロペンタノールもしくはヘキサフルオロブタノール、より好ましくは2,2,3,3−テトラフルオロプロパン−1−オールである。] [0191] 好ましいC1−8ケトンは、例えばアセトン、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトン、または3−ヒドロキシ−3−メチル−2−ブタノンである。] [0192] 好ましいハロゲン置換C1−4アルカンは、例えばクロロホルム、ジクロロメタンまたは1−クロロブタンである。] [0193] 好ましいアミドは、例えばDMF、ジメチルアセトアミドまたはNMPである。] [0194] (c)コーティング法 適当なコーティング法は、例えば、浸漬コート法、注液(pouring)コート法、ブラシコート法、ブレード塗布法及びスピンコート法、並びに高真空下に行われる蒸着法である。] [0195] 注液法が使用される場合は、一般的に有機溶剤中の溶液が使用される。溶剤を使用する場合には、使用する支持材がこれらの溶剤に不感応性であることに注意すべきである。光学層は、好ましくは、染料溶液をスピンコートすることによって塗布される。] [0196] (d)光学層 光学層は、好ましくは、透明な基材と反射性層の間に配置される。記録層の厚さは、10〜1000nm、好ましくは30〜300nm、より好ましくは70〜250nm、特に約80nm、例えば60〜120nmである。] [0197] 光学層は、式(I)の化合物を含み、好ましくはこれは組成物Cを、好ましくは屈折率に実質的な影響を持つのに十分な量で、それぞれ光学層の全重量を基準にして、より好ましくは少なくとも30重量%、更により好ましくは少なくとも60重量%、特に少なくとも80重量%の量で含む。] [0198] 更に別の慣用の成分は、安定性、例えば102−、三重項−もしくはルミネッセンスクエンチャー、融点低下剤、分解加速剤、または光学データ記録媒体について既に開示された他の任意の添加剤である。好ましくは、必要ならば、安定剤または蛍光消光剤(fluorescence−quenchers)を加える。] [0199] 安定化剤、102−、三重項−またはルミネッセンスクエンチャーは、例えば、N−もしくはS−含有エノレート、フェノレート、ビスフェノレート、チオレートまたはビスチオレートの金属錯体、ヒンダードフェノール類及びこれの誘導体、例えばo−ヒドロキシフェニル−トリアゾ−ル類もしくは−トリアジン類、または他のUV吸収剤、例えばヒンダードアミン類(TEMPOまたはHALS、並びにニトロキシド類またはNOR−HALS)、並びにカチオンとして、ジインモニウム、ParaquatTMまたはオルトオルトクワート(Orthoquat)塩、例えば(登録商標)Kayasorb IRG 022、(登録商標)Kayasorb IRG 040、場合によりまた、ラジカルイオンとして、例えばN,N,N',N'−テトラキス(4−ジブチルアミノフェニル)−p−フェニレンアミン−アンモニウムヘキサフルオロホスフェート、ヘキサフルオロアンチモネートまたはパークロレートである。後者は、Organica社(Wolfen/DE)から入手でき、(登録商標)Kayasorbブランドは、日本化薬株式会社から入手できる。] [0200] 好ましい面の一つでは、本発明は、350〜450nmのレーザー波長範囲、好ましくは405nm辺りでの、高密度記録材料、例えばWORMディスクフォーマットの高密度記録材料に適した光学層を提供する。 光学データ記録媒体の製造 本発明による光学層を含む光学データ記録媒体を製造する方法は、通常は、次の追加の段階を含む。 (e)金属層(反射層とも呼ばれる)を光学層の上に形成する段階、 (f)ディスクを完成するためにポリマーに基づく第二の層(カバー層または保護層とも称される)を形成する段階。] [0201] (e)反射層 金属製反射層の形成は、好ましくは、スパッタリング、真空中での蒸着、または化学蒸着(CVD)によって行われる。金属製反射層の形成には、スパッタリング技術が特に好ましい。] [0202] 反射層に好適な反射材料としては、特に、記録及び再生に使用されるレーザー放射線の良好な反射を供する金属、例えば元素周期律表の第III主族、第IV主族及び第V主族、及び亜族の金属などが挙げられる。Al、In、Sn、Pb、Sb、Bi、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Hg、Sc、Y、La、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Fe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb及びLu並びにこれらの合金が特に適している。特に好ましいものは、高い反射性及び製造のし易さを考えると、アルミニウム、銀、銅、金またはこれらの合金の反射層である。] [0203] (f)カバー層 カバー層に適した材料には、支持材または最上層に直接にまたは粘着層の助けにより薄層として適用されるプラスチックなどが挙げられる。カバー層の材料は、例えば、基材の材料と同じものであることができる。更に変性することができる良好な表面特性を有する機械的かつ熱的に安定したプラスチックを選択することが有利である。] [0204] プラスチックは熱硬化性プラスチック及び熱可塑性プラスチックであることができる。好ましいものは、(例えばUV線を用いて)放射線硬化された保護層であり、これは、作製するのが特に簡単で経済的である。広い範囲の様々な放射線硬化性材料が既知である。放射線硬化性モノマー及びオリゴマーの例は、ジオール、トリオール及びテトロールのアクリレート及びメタクリレート、芳香族テトラカルボン酸と、アミノ基の少なくとも二つのオルト位置にC1−4アルキル基を有する芳香族ジアミンとのポリイミド、及びジアルキルマレインイミジル基、例えばジメチルマレインイミジル基を有するオリゴマーである。] [0205] それ故、本発明の高密度光学データ記録媒体は、好ましくは、グルーブを有する透明な基材である第一の基材、式(I)の化合物、好ましくは組成物Cを用いて前記第一の基材表面上に形成された光学層(記録層)、この光学層の上に形成された反射層、取り付け層(attachment layer)により反射層に接続された透明な基材である第二の基材を含む。] [0206] 本発明の光学データ記録媒体は、好ましくは、WORMタイプの記録可能な光学ディスクである。これは、例えば、再生可能なHD−DVD(高密度デジタルバーサタイルディスク)またはBlu−ray(登録商標)ディスクとして、コンピュータ用のストレージ媒体として、または身分証明及びセキュリティカードとして、または回折光学素子、例えばホモグラムの製造のために使用することができる。] [0207] 本発明の光学データ記録媒体は、追加の層、例えば干渉層を有していてもよい。また、複数の(例えば二つの)記録層を有する光学データ記録媒体を構成することも可能である。このような材料の構造及び使用は当業者には既知である。存在する場合は、記録層と反射層との間に及び/または記録層と基材との間に配置されそしてTi02、Si3N4、ZnSまたはシリコーン樹脂の誘電体材料からなる干渉層が好ましい。] [0208] 本発明によるこれらの光学データ記録媒体は、当技術分野において既知の方法によって製造できる。] [0209] 読み出し方法 本発明の光学データ記録媒体の構造は、主として読み出し方法によって決められる。既知の機能原理には、透過率または好ましくは反射率の変化の測定が関与するが、透過率または反射率の代わりに例えば蛍光性を測定することも知られている。] [0210] 光学データ記録媒体を反射率の変化用に構造する場合は、次の構造、すなわち透明な支持材/記録層(場合により多層)/反射層及び(適切ならば)保護層(必ずしも透明ではない); または支持材(必ずしも透明ではない)/反射層/記録層及び(適切ならば)透明な保護層の構造を使用できる。第一の場合には、光は支持材側から入射し、後者の場合では、放射線は記録層側から入射するかまたは該当する場合は保護層側から入射する。両方の場合において、受光器は光源と同じ側に配置される。本発明に従い使用すべき記録材料の最初に挙げた構造が一般的に好ましい。] [0211] 光学データ記録媒体を、光透過率の変化用に構造する場合には、次の異なる構造、すなわち透明な支持材/記録層(場合により多層)及び(適切ならば)透明な保護層の構造が考慮される。記録及び読み出しのための光は、支持材側または記録層側もしくは該当する場合は保護層側からのどちらからも入射でき、この場合、受光器は常に反対側に位置する。] [0212] 適当なレーザーは、330〜500nmの波長を有するレーザー、例えば405〜414nmの波長を有する商業的に入手可能なレーザー、特に半導体レーザーである。記録は、例えば、マーク長に応じてレーザーを変調し、そしてそれの放射を記録層上に集束させることによって逐一行われる。専門書から、他の方法も現在開発中であることが知られており、これもまた使用に適するであろう。] [0213] 本発明の方法は、高い信頼性及び安定性を持って情報の保存を可能にし、これは、非常に良好な機械的及び熱的安定性、及び高い光安定性、及びピットの鋭い境界域を特徴とする。格別な利点には、高いコントラスト、低いジッタ及び驚くべき程に高いシグナル/ノイズ比などが含まれ、それ故、優れた読み取りが達成される。] [0214] 情報の読み出しは、レーザー放射線を用いて吸収または反射の変化を記録することによって当技術分野で既知の方法に従い行われる。] [0215] それ故、本発明は、情報の光学データ記録、保存及び再生のための方法であって、本発明の光学データ記録媒体が使用される方法にも関する。記録及び再生は、有利には、330〜500nmの波長範囲で行われる。] [0216] 式(I)の化合物、好ましくは組成物Cは、本発明の光学データ記録媒体のための光学層に使用した場合に特に好ましい性質を供する。これらは、要求される光学的特性を有し、固形のフィルムの形での使用時に以下を実証した: ・有利に均一で、無定形で及び散乱の小さい光学層、 ・吸収帯のより長い波長フランクでの高い屈折率、これは、好ましくは、330〜500nmの範囲において1.0〜3.0の屈折率のn値を達成する。 ・高いパワー密度のレーザー放射下での高い感度、及び所望のスペクトル範囲での良好な再生特性、 ・当技術分野で既に既知の染料と比べて、増強された感光性及び安定性(日光中及び低いパワー密度でのレーザー放射下)、 ・均一なスクリプト幅及び高いコントラスト、 ・ブルーレーザーの用途に好ましい330nm〜500nmの好ましい範囲、より正確には380〜460nmの範囲での吸収最大(ラムダmax)、 ・180℃〜300℃、より正確には200℃〜290℃の好ましい温度範囲での分解点(DP)、 ・十分な放熱(HR)。] [0217] 化合物の記録性能は、ディスクについて測定される次のような特定のパラメータに関連する: ・低いシミュレーテッド・ビット・エラー・レート(SbER) ・低いインナー・パリティ・エラー・レート(PIエラー) ・高い反射率(R) ・低いレーザー記録パワー(Pw:パワー、またはOPC:最適パワーコントロール): 低いほどより良い ・異なるレーザー読み出しパワーでの良好なと読み出し安定性 ・適当な部分応答シグナル対ノイズ比(PRSNR): 高い程、より良好。] [0218] 吸収端は、固体相においてでさえ驚くべき程に急激である。] [0219] 式(I)の化合物、好ましくは組成物Cは、180〜350℃の狭い分解温度も示し、熱的要求に合致する。更に、これらの化合物は、有機溶剤中に高い溶解性を示し、これは光学層を製造するためのスピンコートプロセスにとって理想的である。] [0220] 光学データ記録用の光学層中での式(I)の化合物、好ましくは組成物Cの使用は、予期できないことに、HD−DVD及びブルーレイディスクにおいて慣用の1×速度よりも高速でのデータ記録を可能にする。] [0221] 本発明の染料の使用の結果、本発明の記録媒体は、有利には、均質で、無定型でそして低散乱記録層を有する。更なる利点は、適度のレーザー放射下での高い感光性を兼ね備えた、日光中での及び0.4mWのレーザー放射下での光安定性であり、これは、可能な限り低いパワー密度(1×速度には好ましくは8.0mW未満のOPC、2×速度には好ましくは11mW未満のOPC)、良好な熱安定性及び保存安定性を意味する。特に、より高速での記録の場合に、要求OPCはできるだけ低いのがよい。] [0222] UV−vis UV−visスペクトルについては、化合物のλmax及びε値は、UV−visスペクトロフォトメータを用いて測定し、化合物をCH2Cl2、DMSOまたはtfp中に溶解した。上記の値は、三つの異なる濃度で化合物溶液について行った測定を平均させて得る。] [0223] 融点(MP) 融点の測定のためには、化合物または組成物をガラス製毛管中に入れる。この毛管を、20〜350℃の温度範囲、加熱速度2℃/分のプロフィルを用いて加熱した。] [0224] 熱分解:分解点(DP)及び放熱(HR) DP及びHRの測定には、化合物を、シールしたアルミニウムパンに入れる。分析条件は、温度範囲25〜400℃、加熱速度10℃/分、窒素流量50m/分である。値は、単一の測定によって決める。加えて、融点を測定しながら、熱分解も観察する。] [0225] 部分応答シグナル対ノイズ比(PRSNR) PRSNRの定義及び測定技術は、DVDフォーマット・ロゴ・ライセンシングCo.,Ltd.から入手できる書籍、例えば第0.9版の付随文書H、第1部、物理的規格、高密度リードオンリーディスクに関するDVD規格(Annex H of Version 0.9、PART1 Physical Specifications、DVD Specifications for High Density Read−Only Disk)に記載されている。PRSNRが高い程、良好である。] [0226] シミュレーテッド・ビット・エラー・レート(SbER) SbERの定義及び測定技術は、DVDフォーマット・ロゴ・ライセンシングCo.,Ltd.から入手できる書籍、例えば第0.9版の付随文書H、第1部、物理的規格、高密度リードオンリーディスクに関するDVD規格(Annex H of Version 0.9、PART1 Physical Specifications、DVD Specifications for High Density Read−Only Disk)に記載されている。SbERが低い程、良好である。] [0227] PRSNR及びSbERは、情報が隣接するトラックに記録された状態で測定する。] [0228] 反射率(R) 光反射率(R)の定義及び測定技術は、DVDフォーマット・ロゴ・ライセンシングCo.,Ltd.から入手できる書籍、例えば第0.9版の付随文書D、第1部、物理的規格、高密度リードオンリーディスクに関するDVD規格(Annex D of Version 0.9, PART1 Physical Specifications, DVD Specifications for High Density Read−Only Disk)に記載されている。Rが高い程、良好である。] [0229] サイクル数 繰り返し読み出しすることによる様々なパラメータ、例えばPRSNR及びSbERの劣化の程度を測定する。最低の規格値またはこれに匹敵する性能に達するまでのサイクル数が多いほど、良好である。] [0230] “Ex”は実施例を、“Comp.Ex”は比較例を意味する。] [0231] 例1 107.2gの2,3,3−トリメチルインドレニン及び183.9gのヨウ化ブチルを、160mlのエチルメチルケトン中で一晩還流した。温度を40℃に冷却し、そして120mlの酢酸エチルを滴下した。放冷して温度を室温にしそして100mlの酢酸エチルを再び加えた。生じた析出物を濾過しそして200mlの酢酸エチルで洗浄した。得られた固形物を400mlの酢酸エチル中で攪拌しそして再び濾過した。白色の固形物を1Lのヘキサンで洗浄し、そして真空下に60℃で24時間乾燥して190.7gの式(1c_I)の化合物を得た。] [0232] ] [0233] 20.6gの式(1c_I)の化合物を50mlの無水酢酸中に加え、その後、8.0gの式(IId)の化合物を加える。次いで、得られた黄色帯びた懸濁液を、暗緑色の溶液が観察されるまで100℃に加熱する。2.5gの酢酸ナトリウムをこの反応混合物に加え、これを次いで100℃に16時間加熱する。生じた混合物を更に16時間25℃で攪拌する。温度を0℃まで下げ、析出物を濾過し、100mlの冷水で洗浄し、そして真空下に60℃で24時間乾燥して、10.5gの式(1_I)の化合物を得た。] [0234] 例2 87gの濃水性HClを、600mlのメタノール及び100mlの水中の54.7gの式(20c)の化合物からなる溶液に滴下した。温度を氷浴で0℃まで下げ、そして67.7mlの水性亜硝酸ナトリウムの溶液(33.3重量%)を、温度を5℃未満に維持しながら滴下した。生じた溶液を0℃で1.5時間攪拌した。2mlの10%アミドスルホン酸水溶液10%を加え、そしてこの混合物を、46.9gの式(20a)の化合物、85.9gのNa2CO3及び400mlのメタノールからなる混合物中にポンプ輸送した。添加完了後、この混合物を更に1時間、室温で攪拌する。生じた褐色の析出物を濾過し、8000mlの水で洗浄し、真空下に60℃で24時間乾燥して、85.9gの式(20d)の化合物を褐色の固形物として得た。] [0235] 上記の85.4gの式(20d)の化合物を、150mlのメチルエチルケトン中に懸濁し、95.3gのヨウ化メチルを加え、そして生じた混合物を48時間還流した。温度を室温に冷却し、そして生じた析出物を濾過し、150mlのメチルエチルケトンで洗浄し、そして真空下に60℃で24時間乾燥した。63.2gの式(20_I)の化合物がオレンジ色の固形物として得られた。] [0236] 表(A4)は、式(1_I)の化合物及び式(20_I)の化合物の物理化学的性質を示す。] [0237] ] [0238] 例3a 34.65gのシアノ酢酸エチルを17.48gのアリルアミンに滴下した。生じた混合物を1時間還流した。温度を70℃に冷却し、そして43.38gのエチルアセトアセテートを滴下し、その後、48gのピペリジン及び166mlのトルエンをそれぞれ加えた。生じた混合物を一晩還流した。トルエンを留去し、160mlの水を加え、そしてこの混合物を室温まで放冷した。生じたスラリーを150mlの低温のメタノール(氷浴)に滴下して移した。この移動の間、濃水性HClを加えることによって、pHをpH1に維持する。生じた黄色帯びた析出物を濾過し、各々200mlの水を用いて5回洗浄し、そして真空下に60℃で24時間乾燥した。37.7gの式(c1)の化合物が白色の固形物として得られた。] [0239] 8.68gの4−ニトロ−2−アミノフェノールを、100mlの水に加え、その後、16.1gの濃水性HClを滴下した。温度を0℃に冷却し、そして10.4mlの亜硝酸ナトリウム水溶液(33.3重量%)を、温度を5℃未満に維持しながら滴下した。この黄色の混合物をこの温度で1時間攪拌した。次いで、この混合物を、200mlの水中に9.51gの式(c1)の化合物及び12.4gの酢酸ナトリウムを含む混合物中にポンプ輸送した。添加の完了後、生じた混合物を1時間室温で攪拌した。生じたオレンジ色の析出物を濾過し、各々250mlの水で6回洗浄し、そして真空下に60℃で24時間乾燥した。16.12gの式(d1)の化合物が黄色の固形物として得られた。] [0240] 7.1gの式(d1)の化合物、2.81gのCoSO4・7H2O及び100mlのアセトニトリルを20分間還流した。6.13gのトリエチルアミンを滴下し、そして生じた混合物を、有酸素条件下に、1時間30分間還流した。室温まで冷却した後、この溶液を濾過しそして濾液を蒸留した。生じた紫色のスラリーに100mlのエタノールを滴下し、そしてこの混合物を1時間還流した。室温まで冷却した後、緑帯びた褐色の析出物を濾過し、50mlのエタノール、300mlの水で洗浄し、そして真空下に60℃で24時間乾燥した。8.06gの式(10_6)の化合物が緑帯びた褐色の固形物として得られた。] [0241] 例3b 100mlのエタノール中に溶解した5.14gの式(1_I)の化合物を濾過し、その後、50mlのアセトニトリル中の5gの式(10_6)の化合物の還流中の混合物に滴下した。添加の完了後、還流を4時間続けた。次いで、温度を5℃に下げ、そして生じた析出物を濾過しそしてエタノール(50ml)で洗浄した。固形物を250mlのジクロロメタン中に溶解し、そしてセライトの短いパッドに通して濾過した。この濾液に、250mlのエタノールを加え、そしてジクロロメタンをゆっくりと蒸発させた。析出物を濾過し、100mlのエタノール及び100mlの水でそれぞれ洗浄し、最後に真空下に60℃で24時間乾燥し、緑色の固形物として4gの式(10_1)の化合物を得た。] [0242] 例4a 50gのプロパルギルアミンを、室温下に20分間で、窒素雰囲気下に51.36gのシアノ酢酸エチルエステルに加えた。生じた混合物を、窒素雰囲気下に室温で12時間攪拌した。析出物を濾過し、トルエン(75ml)で洗浄し、そして真空下に80℃で乾燥して、48.57gの2−シアノ−N−プロピン−2−イル−アセトアミドを得た。] [0243] 51.79gのアセチル酢酸エチルエステルを窒素雰囲気下に室温でエタノール(160ml)中に溶解した。この溶液を0℃に冷却し、そして27.08gのナトリウムエチレートを加えた。生じた混合物を10分間攪拌し、そして48.57gの2−シアノ−N−プロピン−2−イル−アセトアミドを少しずつ加えた。得られた懸濁液を、エタノールを三回交換して反応中に生じた水を除去しながら、15時間還流した。室温に冷却した後、この混合物をエタノールで希釈し、固形物を濾過し、そして真空中で80℃で乾燥して、式(c2)の化合物を得た。] [0244] 例3aに従い式(c2)の化合物からの式(d2)の化合物の製造を、21.5gの各々のアミン化合物に対し21.9gの式(c2)の化合物を用いて行って、36gの式(d2)の化合物を生成した。ジアゾ化のためのアミン化合物は2−アミノ−4−ニトロ−フェノールであった。] [0245] 例3aに従う式(d2)の化合物からの式(11_6)の化合物の製造を、6.1gのCoSO4・7H2Oに対して17.1gの式(d2)の化合物を使用して行って、15.3gの式(11_6)の化合物を生成した。] [0246] 例4b 式(11_6)の化合物(21g)、式(1_I)の化合物(30g)及びトリエタノールアミン(11g)を、エタノール(800ml)中で24時間還流した。放冷して温度を室温まで下げ、そして析出物を濾過しそしてエタノール(3×50ml)で洗浄した。緑帯びた褐色の固形物をジクロロメタン(800ml)中に溶解し、そしてセライトのパッドに通して濾過した。緑色の濾液を、体積が200mlになるまで減圧下に濃縮した。200mlのエタノールを加え、そしてジクロロメタンを減圧下に除去した。析出物を濾過し、エタノール(3×40ml)で洗浄し、そして最後に真空下に60℃で24時間乾燥して、9.5gの目的の化合物を得た。] [0247] 例5a 23.6gの2−アミノ−4−ニトロ−6−アセトアミド−フェノールを190mlの水に加え、その後、36.0gの濃水性HClを滴下した。温度を0℃まで冷却し、そして25.5mlの亜硝酸ナトリウム水溶液(33.3重量%)を、温度を5℃未満に維持しながら滴下した。この黄色の混合物をこの温度で1時間攪拌した。次いで、この混合物を、210mlの水中に23.1gの式(c3)の化合物及び45.9gの酢酸ナトリウムを含む混合物にポンプ輸送した。添加の完了後、生じた混合物を1時間室温で攪拌した。生じたオレンジ色の析出物を濾過し、各々100mlの水で8回洗浄し、そして真空下に60℃で24時間乾燥した。37.5gの式(d3)の化合物が黄色の固形物として得られた。] [0248] 22.9gの式(d3)の化合物、15.0gのCoSO4・7H2O及び1000mlのアセトニトリルを20分間還流した。16.3gのトリエチルアミンを滴下し、そして生じた混合物を有酸素条件下に1時間30分間還流した。室温まで冷却した後、この溶液を濾過し、そして濾液を蒸留した。生じた紫色のスラリーに160mlのエタノールを滴下し、そしてこの混合物を1時間還流した。室温まで冷却した後、生じた緑帯びた褐色の析出物を濾過し、60mlのエタノール、180mlの水で洗浄し、そして真空下に60℃で24時間乾燥した。24.2gの式(12_6)の化合物が緑帯びた褐色の固形物として得られた。] [0249] 例5b 式(12_6)の化合物(11.14g)及び式(1_I)の化合物(6.53g)をエタノール(160ml)中で5時間還流した。0℃まで冷却した後(氷浴)、析出物を濾過し、エタノール(2×10ml)、水(2×10ml)で続けて洗浄し、そして最後に真空中で60℃で24時間乾燥して、13.4gの目的の化合物を得た。次いでこれを600mlのジクロロメタン中に分散し、そして2時間還流した。次いで、この懸濁液を熱いままでセライトのパッドに通して濾過する。暗色の濾液を減圧下に濃縮乾固し、そして真空下に60℃で乾燥して、10.4gの目的の化合物を得た。] [0250] 例6 9.4gの式(20_I)の化合物を150mlのエタノール中で1時間還流した。温度を60℃まで下げ、そしてこの溶液を、10.4gの式(10_6)の化合物及び100mlのアセトニトリルからなる還流中の混合物に滴下した。添加の完了後、この混合物を4時間還流した。室温まで冷却した後、析出物を濾過し、30mlのエタノール、1000mlの水で洗浄し、そして真空下に60℃で24時間乾燥した。10.7gの式(10_20)の化合物が褐色の固形物として得られた。] [0251] 表(A6)は、式(I)の化合物及び式(10_20)の化合物の物理化学的性質を示す。] 実施例 [0252] ]
权利要求:
請求項1 次式(I)の化合物。[式中、Cat+は式(II)の化合物であり;An−は次式(III)の化合物であり;Mは、三価の金属原子、好ましくは化学元素周期律表の第3族、第4族、第5族、第6族、第7族、第8族、第9族、第10族、第11族及び第12族から選択される三価の金属原子を表し;R9は、n−ブチル、アリルまたはプロパルギルであり;R1はC1−10アルキルを表し;R10、R11、R12及びR13は、同一かもしくは異なり、互いに独立して、H、CN、CF3、ハロゲン、NO2、OH、SH、SO2−NR21R22、CO−R20、SO2R20、CO−NR21R22、C1−10アルキル、C3−10シクロアルキル、・前記C1−10アルキル及びC3−10シクロアルキルは、互いに独立して、置換されていないか、または1〜4つの同一かもしくは異なる置換基によって置換されており、これらの置換基は、互いに独立して、C1−10アルキル、ハロゲン、OH、CN、CF3、C6−12アリール及びNR21R22からなる群から選択される;C6−C12アリール、O−C6−12アリール、S−C6−12アリール、・前記C6−12アリール及びO−C6−12アリール及びS−C6−12アリールは、置換されていないかまたは1〜4つの同一かもしくは異なる置換基によって置換されており、これらの置換基は、互いに独立して、C1−10アルキル、C3−10シクロアルキル、OH、NO2、CN、ハロゲン、CF3、C6−12アリール、O−C1−10アルキル、S−C1−10アルキル及びNR21R22からなる群から選択される;O−C1−10アルキル、S−C1−10アルキル、O−C3−10シクロアルキル、S−C3−10シクロアルキル、NHCOR20及びNR21R22、からなる群から選択され;但し、R9がn−ブチルである場合には、R10は−NHCOCH3であり;R21及びR22残基は、同一かまたは異なりそして互いに独立して、H、C1−10アルキル、C6−12アリール及びC1−12アルキル−NR23R24からなる群から選択され;R23及びR24残基は、同一かまたは異なり、そして互いに独立して、H、C1−10アルキル及びC6−12アリールからなる群から選択され;R20残基は、同一かまたは異なりそして互いに独立して、OH、C1−6アルキル、C6−10アリール及びO−C1−6アルキルからなる群から選択される] 請求項2 Mが、Co、Cr、Fe及びAlからなる群から選択され;R9が、n−ブチル、アリルまたはプロパルギルであり;R1が、C1−4アルキルを表し;R10が、Hまたは−NHCOCH3であり;但し、R9がn−ブチルの場合は、R10は−NHCOCH3であり;R11が、HまたはNO2であり;R12が、NO2であり;R13が、Hである、請求項1の式(I)の化合物。 請求項3 Mが、Co、Fe及びAlからなる群から選択され;R9が、n−ブチル、アリルまたはプロパルギルであり;R1が、n−ブチルを表し;R10が、Hまたは−NHCOCH3であり;但し、R9がn−ブチルの場合には、R10は−NHCOCH3であり;R12が、NO2であり;R11及びR13が、Hである、請求項1または2の請求項(I)の化合物。 請求項4 Cat+が次式(1)の化合物であり;そしてAn−が、次式(10)、(11)または(12)で表される化合物である、請求項1の式(I)の化合物。 請求項5 成分A及び成分Bを含む組成物Cであって、前記成分Aが、請求項1〜4の一つもしくはそれ以上で定義した式(I)の化合物であり、そして成分Bが、次式(10_20)[式中、式(10)の化合物は請求項4で定義した通りである]で表される化合物である、前記組成物C。 請求項6 光学データ記録用の光学層中での、請求項1〜4の一つまたはそれ以上に定義される式(I)の化合物または請求項5に定義される組成物Cの使用。 請求項7 光学データ記録用の光学層中の染料としての、請求項1〜4の一つまたはそれ以上に定義される式(I)の化合物または請求項5に定義される組成物Cの、請求項6の使用。 請求項8 請求項5に定義される組成物Cの製造のための、請求項5に定義される式(10_20)の化合物の使用。 請求項9 請求項5に定義される組成物Cの製造のための、請求項1〜4の一つまたはそれ以上に定義される式(I)の化合物の使用。 請求項10 請求項1〜4の一つまたはそれ以上に定義される式(I)の化合物の製造のための、次式(III_6)[式中、式(III)の化合物は請求項1〜4の一つまたはそれ以上に定義される通りである]で表される化合物の使用。 請求項11 請求項1〜4の一つまたはそれ以上に定義される式(I)の化合物の製造のための、次式(II_salts)[式中、式(II)の化合物は請求項1〜4の一つまたはそれ以上に定義される通りであり、アニオン(II)は、ハロゲン化物イオンからなる群から選択される]で表される化合物の使用。 請求項12 請求項11に定義される式(II_salts)の化合物。 請求項13 次式(1_I)の化合物。 請求項14 請求項12で定義される式(II_salts)の化合物の製造のための、次式(IIc_salt)[式中、R1は請求項1〜3のいずれか一つで定義される通りであり、そしてアニオン(II)は請求項11に定義される通りである]で表される化合物の使用。 請求項15 請求項12に定義される式(II_salts)の化合物の製造のための、次式(IId)[式中、アニオン(II)は請求項11で定義される通りである]で表される化合物の使用。 請求項16 請求項1〜4の一つまたはそれ以上に定義される式(I)の化合物あるいは請求項5に定義される組成物Cを含む、光学層。 請求項17 次の段階、すなわち(a)基材を用意する段階、(b)請求項1〜4の一つまたはそれ以上に定義される少なくとも一種の式(I)の化合物をあるいは請求項5に定義される組成物Cを有機溶剤中に溶解して溶液を調製する段階、(c)溶液(b)を基材(a)上にコーティングする段階、(d)溶剤を蒸発して光学層を形成する段階、を含む、請求項16に定義される光学層を製造する方法。 請求項18 請求項16に定義される光学層を含む、光学データ記録媒体。
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2011-08-02| A300| Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20110802 |
优先权:
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